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このたび当院では、HPVワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)の取り扱いを見直し、
4価ワクチン「ガーダシル」の取り扱いを終了し、9価ワクチン「シルガード9」のみの取り扱いとさせていただくことになりました。
また、承認内容の変更により、シルガード9は男性にも接種できるワクチンとなりました。
MSDの承認案内では、9価ワクチンの効能・効果に肛門がんおよびその前駆病変の予防が追加され、接種対象が「9歳以上の者」に広がったことが示されています。
HPVワクチンとは?
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、ありふれたウイルスの一つで、将来的にさまざまな病気の原因になることがあります。
HPVワクチンは、HPV感染を予防することで、関連する病気の予防につなげるワクチンです。
当院が「シルガード9」に一本化する理由
1)カバーするHPVの型が広い(9価)
ガーダシル(4価):4種類のHPV型に対応
シルガード9(9価):9種類のHPV型に対応
シルガード9は、ガーダシルに含まれる型に加えて、さらに複数の型をカバーするため、より幅広いHPV関連疾患の予防が期待できるワクチンです。MSDの案内資料でも、シルガード9はHPV 6/11/16/18/31/33/45/52/58型に対応すると示されています。
シルガード9が男性にも接種できるようになりました
これまでHPVワクチンは「女性向け」の印象を持たれることが多かったのですが、
HPVは男性にも関係するウイルスです。
シルガード9は承認内容の変更により、男性への接種対象拡大が行われています。MSDの承認案内資料では、従来の「9歳以上の女性」から、適応追加後は「9歳以上の者」となり、男性も含む形に変更されたことが示されています。
また厚労省の資料でも、9価HPVワクチンについて、男性への接種と肛門がん関連の適応拡大が反映されています。
男性の接種で知っておきたいこと
HPV関連疾患の予防の観点から、男性にも接種の意義があります
接種対象年齢や接種回数は、年齢によって異なります(2回または3回)
男性のシルガード9接種は、現時点では予防接種法に基づく定期接種ではない点に注意が必要です(公費助成の有無は自治体ごとに異なる場合があります)
接種回数について(年齢により異なります)
シルガード9は、接種開始時の年齢により、2回接種または3回接種となります。厚労省・関連資料でも、9歳以上15歳未満では2回または3回、15歳以上では3回接種の扱いが示されています。
※接種スケジュールは年齢・接種歴により異なるため、詳細は診察時に個別にご案内します。
当院での今後の対応
ガーダシル(4価):取り扱い終了
シルガード9(9価):継続して取り扱い(女性・男性ともにご相談可能)
ご予約・ご相談について
HPVワクチンは、年齢・性別・接種歴・自治体制度(公費助成の有無)によってご案内内容が異なることがあります。
ご希望の方は、以下をご確認のうえご予約・ご相談ください。
接種希望者の年齢
性別
これまでのHPVワクチン接種歴(ある方)
母子手帳/接種記録(可能であればご持参)
自治体の助成制度の確認(該当する場合)
【予約方法】
お電話/WEB予約/受付窓口でご予約ください。
【費用】
自費接種となる場合があります。費用はお問い合わせください。
【接種当日の持ち物】
本人確認書類、母子手帳(学生の方)、接種記録、お薬手帳 など
最後に
HPVワクチンは、「女性だけの話」ではなく、男女ともに関係する感染症予防として考える時代になってきています。
当院では、患者さん・保護者の方が安心して選択できるよう、分かりやすい説明を心がけてまいります。
ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。



