【夏休みのうちに接種を】子宮頸がんを防ぐワクチンとは?

いつもいんべクリニックをご利用いただき誠にありがとうございます。

夏休みに入り、少し時間に余裕ができた学生さんも多いのではないでしょうか?
実はこの時期、子宮頸がん予防ワクチンを接種するのにとても良いタイミングです。
当院では子宮頸がん予防ワクチンとしてシルガード9を採用しております。

この記事では、子宮頸がん予防ワクチンの効果や重要性を、最新の研究データも交えてわかりやすくご紹介します。


🌸 子宮頸がんは「予防できるがん」

子宮頸がんは、20〜30代の女性に増えているがんのひとつです。
主な原因は「HPV(ヒトパピローマウイルス)」というウイルスへの感染。

このHPVは性交渉を通じて感染することが多く、誰でも感染の可能性があります。
しかし、感染前にワクチンを接種することで、約90%の子宮頸がんを予防することができます。


✅ シルガード9ってどんなワクチン?

「シルガード9」は、現在日本で公費(無料)接種の対象となっている最新のHPVワクチンです。
通常は3回接種が必要になりますが、初回接種が15歳未満の方は2回接種に減らすことができるので痛い思いをする回数を減らすことができます。

特徴内容
対象HPV型9種類(発がん性HPVの約90%をカバー)
接種回数通常は3回(初回→2ヶ月後→6ヶ月後)
定期接種対象小学6年生〜高校1年生相当の女子(無料)

📊 最新研究が示す「早期接種の効果」

2020年、スウェーデンの研究(NEJM掲載)では、
接種年齢によって子宮頸がんの予防効果が大きく異なることが示されました。
こちらは4価の子宮頸がん予防ワクチンの効果の検討ですので、9価のワクチンの場合さらに良好な結果である可能性があります。

接種時期子宮頸がんの発症率(10万人あたり)発症リスクの減少率
17歳までに接種0.1人/年約88%減少
17歳~30歳までに接種3.02人/年約50%減少
未接種5.27人/年

17歳未満での接種が最も効果的という結果です。


🕒 接種には“スケジュール”が必要です

ワクチンは3回接種が必要で、初回から6ヶ月かかります

この夏に1回目を接種すれば、年度内に3回完了できます
逆に、接種を遅らせると次のようなリスクも…

  • 定期接種の対象年齢を過ぎると「自費(約10万円)」になる(自費でも接種する価値のあるワクチンであるとは思いますが、やはり費用負担が高額です。)
  • 接種機会を逃す可能性がある

👧 中高生の皆さんへ

未来の自分のために、今できることがあります。
このワクチンは「自分を守るお守り」です。

注射が不安でも大丈夫。
当クリニックでは、やさしく丁寧に接種を行っています。
注射やワクチンで気分が悪くなって倒れたことなどがある場合でも事前にお伝えいただくことで寝たまま注射をうつこともできます。


👪 保護者の皆さまへ

HPVワクチンは、欧米諸国ではすでに効果が実証されており、
若年女性の子宮頸がん発症が明らかに減少しています。

日本でも定期接種が本格的に再開され、今こそ接種のチャンスです。
ぜひ夏休み中に接種をお勧めください。


💬 よくあるご質問

副反応はありますか?
腕の痛みや腫れが出ることがありますが、多くは一時的です。
男子は接種できませんか?
定期接種の対象は女子ですが、一部自治体では男子への助成も始まっています。
今からでも間に合いますか?
はい!定期接種対象者の方は、今ご予約いただければ、無料接種期間内に3回完了できます。

📅 ご予約・お問い合わせ

ワクチン接種は予約制です(空きがある場合には接種可能な場合もございますが、お電話で御確認をお願いいたします)。
まずはお気軽にご相談ください。

📞 電話:06-6542-1101
🌐 WEB予約:https://reserva.be/imbeclinic?ctg_no=77eJwztDAxtQAAAxgBCw


✨ まとめ:この夏、自分の未来を守る一歩を

  • 子宮頸がんは予防できるがんです
  • 10代前半の接種が最も効果的
  • 定期接種は無料・期間限定
  • 夏休みはスケジュール調整に最適

この夏、ご自身や大切なお子さまの将来を守る一歩を踏み出しましょう。
いんべクリニックがそのお手伝いをいたします。

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