当院で採用している新型コロナワクチンについて

いつもいんべクリニックをご利用いただき誠にありがとうございます。

ここ数週間、インフルエンザA型や新型コロナウイルス感染症の方を診察する機会が増えて参りましたが皆様体調はいかがでしょうか。
今回、表題の件につきまして患者様より御相談頂くことが多いため、簡単ではございますがご説明させて頂きます。

・コミナティ(Pfizer社):mRNAワクチン(標的:全長のスパイク蛋白質)、12歳以上、1回0.3mLを筋肉注射、標準的な新型コロナワクチン、全世界での使用経験も豊富、それなりに発熱・疼痛の副反応がある(多くの場合数日で軽快)
ヌバキソビッド(武田薬品):不活化ワクチン、12歳以上(初回接種1・2回目のみ6歳以上も可)、1回0.5mLを筋肉注射、mRNAワクチンと比較して発熱・疼痛の副反応がやや少ない
ダイチロナ(第一三共株式会社):mRNAワクチン(標的:スパイク蛋白質の受容体結合部位(RBD)のみをコードしたmRNA)、12歳以上、1回0.6mLを筋肉注射、日本で開発、有効性・安全性については、コミナティやスパイクバックスと同等、全世界での使用経験も豊富、それなりに発熱・疼痛の副反応がある(多くの場合数日で軽快)

以上を踏まえまして
・コミナティ・・・これまでコミナティを使用され、特に問題を感じていない方
・ヌバキソビッド・・・モデルナの新型コロナワクチン(スパイクバックス)など、従来のmRNAワクチンの副反応で接種後に辛い思いをされた方
・ダイチロナ・・・コミナティなど従来のmRNAワクチンで特に問題を感じていないが、mRNAワクチンの作用部位をより限定的にしたい方
という使い分けになるでしょうか。当院では上記3製剤の取り扱いがございますが、コミナティ以外は2名1組で接種が必要になりますので、ご家族・知人の方でヌバキソビッドやダイチロナ接種の御希望の方がございましたら当院まで御相談下さい。

*大阪市における、65歳以上の方への季節性インフルエンザワクチン及び新型コロナワクチン接種の公費補助は1月31日までです。

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