2025年4月1日より大阪市に住民票のある方に対して帯状疱疹ワクチンの高齢者定期接種を開始いたします。

いつもいんべクリニックをご利用いただき誠にありがとうございます。

当院では大阪市に住民票のある65歳以上の方につきまして、4月1日より帯状疱疹ワクチンについて高齢者定期接種を開始いたします。
帯状疱疹は帯状疱疹ウイルスによる感染症で、発症する部位によっては皮疹、神経痛、神経障害などを併発し、症状が残存する場合があります。
一般にピリピリするような痛痒い症状が出ることがありますので、疑わしい症状が出た場合にはお近くの医療機関に御相談下さい。
また帯状疱疹のワクチンが利用可能となっており、50歳以上の方でご希望の方は接種が可能です。
当院ではワクチンの効果などを踏まえ、シングリックスを採用しております。
但し、50歳から64歳の方につきましては全額自己負担となりますのでご注意下さい。
当院では1回22000円、2回合計44000円でシングリックス®の接種が可能です。
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帯状疱疹・帯状疱疹ワクチンの詳細については、大阪市のホームページよりお知らせを引用しておりますので、御確認下さい。
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帯状疱疹ワクチン接種について

2025年3月5日

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帯状疱疹
NEW 令和6年12月18日の第65回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会及び令和7年1月29日の第60回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、令和7年4月1日から、高齢者帯状疱疹ワクチンを予防接種法に基づく、定期の予防接種に追加する方針について承認されました。
これを踏まえ、大阪市においても、令和7年4月1日からの定期接種の実施に向けて準備を進めており、本ページでは現時点でお知らせできる令和7年4月1日から実施予定の内容を掲載しています。なお、今後、詳細が決まりましたら、本ページを更新しお知らせします。

1. 病気について

 水痘帯状疱疹ウイルスに初めて感染すると水痘(水ぼうそう)を発症し、治った後もウイルスが神経に潜伏します。その後加齢や免疫低下によりウイルスが再活性化することによって帯状疱疹を発症し、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。
症状の特徴として、皮膚に分布している神経に沿って、水ぶくれを伴う赤い発疹が身体の片側に帯状に現れます。通常、発疹の出現2日から3日前にかゆみ、もしくはピリピリとした痛みが現れ、初期は皮膚が赤く腫れます。1週間程度経過すると、水ぶくれが増え、発熱、頭痛、リンパ節の腫れなどの症状も現れます。通常は2週間から4週間で水ぶくれが破れて痂皮化(かさぶたになる)し、皮膚症状がおさまります。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛(PHN)」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。

帯状疱疹は体内に潜伏しているウイルスが原因で発症するため、他の人から帯状疱疹としてうつることはありません。帯状疱疹患者の水ぶくれには水痘帯状疱疹ウイルスが含まれており、水痘ワクチン未接種者など水痘の免疫を持たない人が接触すると、感染して水痘を発症することがあります。全ての水ぶくれが痂皮化すれば、周囲への感染力は無くなります。

2. ワクチンについて

 帯状疱疹ワクチンには生ワクチン、組換え(不活化)ワクチンの2種類があります。各ワクチンは、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

帯状疱疹ワクチンについて
生ワクチン
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」
組換えワクチン
シングリックス
接種回数1回2回※1
接種方法皮下注射筋肉内注射
予防効果※2接種後1年時点:6割程度
接種後5年時点:4割程度
接種後1年時点:9割以上
接種後5年時点:9割程度
接種後10年時点:7割程度
接種における注意免疫不全状態、
薬剤治療等により免疫抑制状態
の方は生ワクチンを接種できません

※1 組換えワクチンは、2か月以上あけて2回目を接種します(標準的には2か月の間隔をおいて2回目を接種しますが、2か月を超えた場合であっても1回目の接種から6か月までに2回目を接種することが望ましいといわれています)。ただし、病気や治療により、免疫の機能が低下した又は低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。
※2 合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

出典:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 各社添付文書別ウィンドウで開く、第21 回厚生科学審議会予防接種 ・ ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会資料より抜粋、厚生労働省ホームページ「帯状疱疹ワクチンについて別ウィンドウで開く

3. 副反応について

 ワクチンを接種後に次のような副反応がみられることがあります。これらの症状の大部分は、接種後数日以内に回復します。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー(急性の強いアレルギー反応)、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

帯状疱疹ワクチンの副反応について
主な副反応の発現割合生ワクチン組換えワクチン
70%以上注射部位の痛み
30%以上注射部位の赤み注射部位の赤み、筋肉痛、疲労
10%以上注射部位のかゆみ・熱感・腫れ・痛み・しこり頭痛、注射部位の腫れ、寒気、発熱、胃腸症状
1%以上発疹、倦怠感注射部位のかゆみ、倦怠感、その他の痛み

4. 接種対象者

 令和7年度の定期接種対象者は次のとおりです。
助成の対象となるのは令和7年4月1日から令和8年3月31日の間です。接種の機会を逃さないようご注意ください。

1.令和7年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上になる市民の方
※100歳以上の方については、令和7年度に限り全員を対象とします。
令和7年度から令和11年度の5年間は、経過措置のため対象者は5歳刻みとなり、令和12年度以降は、接種日時点で65歳の方のみが対象になります。

対象者の年齢と生年月日
65歳昭和35年4月2日生~昭和36年4月1日生70歳昭和30年4月2日生~昭和31年4月1日生
75歳昭和25年4月2日生~昭和26年4月1日生80歳昭和20年4月2日生~昭和21年4月1日生
85歳昭和15年4月2日生~昭和16年4月1日生90歳昭和10年4月2日生~昭和11年4月1日生
95歳昭和5年4月2日生~昭和6年4月1日生100歳以上大正15年4月1日以前に生まれた方

 2.60歳から64歳の方のうち、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)により免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいを有する市民の方(身体障がい者1級相当)

 ただし、1もしくは2に該当する方で自費での接種も含め、過去に生ワクチンを1回又は組換えワクチンを2回接種した方は助成を受けられません(過去に組換えワクチンを1回受けた方は、残りの1回分のみ助成の対象となります)。

 

5.助成回数

助成回数について
 生ワクチン組換えワクチン
 1回 2回

 接種を希望する場合、どちらかのワクチンを選択していただく必要があります。帯状疱疹ワクチンの交互接種(2種類の異なるワクチンを組み合わせて接種すること)はできません。

他のワクチンとの接種間隔については、「予防接種の接種間隔」をご覧ください。

6.接種費用

詳細が決まり次第、本ページにてご案内します。

7.持ち物・申請書類

マイナンバーカードなど氏名・生年月日・住所を確認できる物を持参してください。
医療機関で「予診票」及び「予防接種実施申込書」をご記入ください。

8. 接種場所

詳細が決まり次第、大阪市ホームページ「各種予防接種委託医療機関について」にてご案内します。

9. 予防接種の注意事項

予防接種の注意事項」ページをご覧ください。

10.ワクチンのちらし

11. 関連情報

以上お知らせいたします。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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