新型コロナワクチン接種に使用する「針」について

新型コロナワクチン接種の接種希望者も徐々に減ってきており、希望される方々への接種が進んできていることを日々実感しております。

それでもなお、接種のタイミングを失ってしまい、接種を希望しているのに打てていないという方も少なからずおられますので、当院では引き続き接種を継続しております。これまでは1回は打っているが、2回目がまだという方にはキャンセル待ち方式で行っておりましたが、新規の接種希望者の方が少なくなってまいりましたので、先着順で御予約できるように受付方法を変更しております。ご希望の方は是非ご利用下さい。

さて、新型コロナワクチン接種の時に「ちくっと」するあの針ですが、当院では2種類を使用しています。現在使用しているものは写真の2種類になります。

一本はオレンジ色の注射器で、厚生労働省から支給されているものです。最初の支給品は針と注射器本体が別々のもので、調剤する際に相当手間取ったのですが、最近では針と注射器の一体型のものが支給されているのでとても便利で重宝しております。

もう一本の白い注射器は当院が独自に購入している注射器です。こちらも針と注射器の一体型で非常に使いやすいのですが、オレンジ色の注射器と違う部分があります。それは針の太さと長さです。

オレンジ色:25G(0.5mm)×25mm
白色:27G(0.4mm)×16mm

「太さ×長さ」で表現しています。Gは「ゲージ」といって針の太さを表しますが、通常ゲージが大きくなると針は細くなります。なのでオレンジ色の注射器と比べて、白色の注射器は針が細くて短いのです。なぜこの2種類を使用しているのかというと、男女問わず腕の太さには違いがあります。腕が相当細い方ですと、オレンジ色の注射器では針が深く入ってしまう可能性が少なからず存在するからです。ところが白色の注射器ですと、そもそも針の長さが短いので深く入る可能性を低くすることができます。
実際のワクチン接種の際には注射器に関する質問よりは、純粋に「注射って痛いんですよね」と聞かれることが多いのですが、思っていたよりは痛くなかったとおっしゃって下さる方々がほとんどのように思います。それでも痛いとおっしゃる方はゼロではないので、注射の際にはその点にも配慮して実施しております。

体格などを考慮して、使用できる注射器を変えていくことで少しでもワクチン接種希望者の方々のリスクを減らせないか、日々研究しております。

現在は比較的ご予約も取りやすくなってきておりますので、ワクチン接種がまだお済でない方はご予約をして頂きたいと思います。当院のご予約は下記より可能です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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