当院は開院1周年を迎えました

いつもいんべクリニックをご利用いただき誠にありがとうございます。

2021年4月14日に開院して、本日で開院してから1年が経ちました。皆様のおかげで、本日まで診療を行うことが出来ました。本当にありがとうございます。

「まん延防止等重点措置」が発出されるなか開院したことをついこの間のように思い出します。
それから間もなく「緊急事態宣言」が発出され、街中から人が消えてしまいました。そのように社会に暗い影を落とす新型コロナウイルス感染症が蔓延するなか、当院が貢献できる診療内容を職員一同検討いたしました。

そこで、新型コロナワクチン接種を行い、地域の皆様が憂いなく日常生活を取り戻すことのお手伝いが出来るのではないかという結論になり、新型コロナワクチン接種を開始いたしました。当院は小さなクリニックですので、導線を分ける必要のある発熱外来は構造上開設することが困難で、かえってご迷惑になる可能性が高いと考え、新型コロナウイルスの検査を伴う発熱外来は開院から現在に至るまで実施しておりません。ただ、それ以外の体温が37.5度未満の風邪や気管支炎、扁桃腺炎などの診療は継続的に診療して参りました。

当初は開院して間もなくで、一般診療やワクチン接種などお待たせすることもありました。またワクチン不足によるワクチン供給停止措置、それに伴うワクチン希望者の方々へのキャンセルのお願いなど、患者様には大変なご不便をお掛けいたしましたことをこの場を借りてお詫び申し上げます。当初は2回接種という形が開始となりましたが、3回目の追加接種も必要であるということが分かり、現在も当院で実施しております。ただ、希望者の数は徐々に低下してきており、希望者の方々には接種が行き届いている状況になりつつあるのかと感じております。

新型コロナウイルス感染症の新規感染者数の減少を受けて、「まん延防止等重点措置」が解除となりました。ただ、この新規感染者の減少は「3密」回避、及び標準的感染予防策にくわえ、新型コロナワクチンの高い接種率と「まん延防止等重点措置」などの人流抑制策に依るところが大きいと考えております。新年度を迎え前向きな明るい気持ちになり、活動的になる方も多いかと思います。また、人の移動も多くなり、様々な方々との交流も増えてくると思います。ワクチン接種を通じて日常を取り戻したいという皆様の、我々の思いが、新型コロナウイルス感染症蔓延以前の日常を取り戻すのに大いに役立つと思いますし、現にその一歩を踏み出していると思います。

ただ、その一方で新型コロナウイルスの変異も日々確認されていますので、まだまだ新型コロナウイルスの存在を忘れることが出来そうにもありませんが、日々の感染対策を行いながら日常を取り戻していきたいと思います。

最近は近隣のオフィスへ通勤される方が徐々に元にもどってきた影響もあり、花粉症や鼻炎の症状で受診される方も増えてきております。院外処方にはなりますが、当院で診察・処方することが可能ですので、お困りの症状がございましたら是非お気軽に御来院ください。

本日で開院1周年を迎え、本来ならば当院をご利用して頂いている皆様に感謝を申し上げるのみにとどめるべきとは思いましたが、この1年間の新型コロナウイルスの状況が社会的にも、医学的にも影響が大きく、触れさせて頂きました。

最後になりますが、当院では内科全般の診療を行っており、特に糖尿病・肥満症などといった生活習慣の影響が大きい疾患に関しては専門的な診療を提供することが可能なクリニックでございます。コロナ禍で身体活動量が減った方々から御相談を受ける機会も多くなっております。また、健康診断の結果などで異常値の指摘がございましたら、お一人で悩まれることなく当院への受診をご検討下さい。早期治療が今後の健やかな体調管理の初めの一歩です。当院では、皆様の生活背景などを大切に個別性の高い診療を提供して参ります。これからも皆様の健康増進・地域への貢献を第一に考えて診療に努めて参ります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

いんべクリニック
院長
忌部 尚

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